昨年の工作機械受注、市場３番目の高水準－日工会まとめ

 2005-01-31

昨年の工作機械受注、市場３番目の高水準－日工会まとめ

日本工作機械工業会がまとめた０４年（１―１２月）の工作機械受注（確報値）は、前年比４５・２％増の１兆２３６１億９２００万円となった。

自動車産業が設備投資をけん引し、中小製造業にも波及した。

前年比プラスは２年連続で、受注額は９０年、８９年に次ぐ史上３番目の高水準となった。

０４年実績を内外需別に見ると、内需は前年比５２・４％増の６７２８億３９００万円。

全１１業種のうち、官公需・学校を除く１０業種が前年比プラス、９業種が同３０％以上伸長。

外需は同３７・６％増の５６３３億５３００万円となった。

工作機械受注は０４年に内外需とも大きく伸長。

内需は自動車向けをはじめ、中小企業が多い一般機械向け、半導体・液晶製造装置など電気・精密機械向けなど主要３業種で設備投資がいずれも拡大。

輸出は、中国や東欧など新興市場の拡大に北米、欧州向け回復が加わり世界的に需要が拡大した。


（日刊工業新聞） - 1月24日8時29分更新